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onnnanohomura Nemoto Masayoshi

onnnanohomura

Nemoto Masayoshi

Published
ISBN :
Kindle Edition
156 pages
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 About the Book 

最後の斬首刑になった高橋お伝。明治の初期を騒がせた女は、決して毒婦ではなかった。「無償の愛」の果てにもたらされた悲劇が、いま、あらためて甦る。序章で著者は「罪人の女は、間もなく改正される明治の法律で最後の斬首刑となる、二十九歳になったばかりの高橋お伝だった。お伝の名は、東京中で毒婦として夙(つと)に知れ渡っていた。(略)そんな高橋お伝を、まるで鵺(ぬえ)か魔物のように誇張し、世紀の毒婦として仕立て上げて世間を騒がせたのは、『東京曙新聞』という新聞の連載記事だった。(略)新聞連載の題名は『More最後の斬首刑になった高橋お伝。明治の初期を騒がせた女は、決して毒婦ではなかった。「無償の愛」の果てにもたらされた悲劇が、いま、あらためて甦る。序章で著者は「罪人の女は、間もなく改正される明治の法律で最後の斬首刑となる、二十九歳になったばかりの高橋お伝だった。お伝の名は、東京中で毒婦として夙(つと)に知れ渡っていた。(略)そんな高橋お伝を、まるで鵺(ぬえ)か魔物のように誇張し、世紀の毒婦として仕立て上げて世間を騒がせたのは、『東京曙新聞』という新聞の連載記事だった。(略)新聞連載の題名は『高橋阿傳夜叉譚』。夜叉と銘打つくらいだから、それだけで内容は容易に想像できる。この新聞連載が世間にバカうけし、四回で終わるはずだった記事は読者の熱望もあって倍以上の回数にまで延長された。(略)この事件を興味本位の内容で記事に仕立てあげたのは、江戸は京橋生まれの假名垣魯文という戯作者で、どちらかといえばハッタリ記事が得意な新聞記者でもあった。そのうえ、歌舞伎作家・河竹黙阿弥のセンセーショナルな戯曲による芝居公演も手伝って、高橋お伝の名は押しも押されぬ稀代の毒婦として世間に定着してしまうのである。昭和にはいって、