第1話・心の叫び
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第1話 〜心の叫び 7〜
「えーっ!それはお肌がかわいそう!そんなことをしていたら、いくら高い化粧品を使っても、たまにエステに通っても普段きちんとお手入れしてあげなかったら何年か後にほんっとに後悔しますよ!よくいるんだけど、こういうところ(エステサロン)にたまにくればすぐにきれいな肌になれるって勘違いしてる人がいるんですよね〜そういうもんじゃないんですけどね〜・・・・・」
そこからさらに二〇分、いわゆるお説教モードでお肌の真皮層のことやらを怒涛のごとくしゃべり続けた。(とほほ・・・)
はいはい。そんなことも承知の上であえてお宅様のドアをたたいたのでございます。
わかっちゃ〜いるけど、できないときもあって、せめてたまにはお肌もいたわりつつ自分のことも癒しましょうとやってきたのでございます。
そして正味六〇分のフェイシャルに結局3時間以上を費やし、挙句の果てに私がパックをしている間中、彼女は携帯メールをカチカチとしまくり、時に不気味な笑いを漏らすのでした。
それから暫くして、今度は二人目の出産後元に戻らないお腹周りを何とかしたいと思い立ち、痩身エステの予約を入れた私。
いざ予約してしまうと、この見事にだぶついたお腹を他人様にお見せしてよいものかと妙な羞恥心が芽生え、せめてその日まで少しでもお腹を引っ込めようと減食すること1週間。
間食もやめてお風呂では塩もみなんぞに励み、なんと2キロも減量!
お腹周りもちょっとすっきりしたではないか!
そしてちょっとスマートになった体でエステサロンへ。(それではエステに行く意味が〜)さっそく服を脱ぐよう促され全身鏡でとっても恥ずかしい自分と対面。 各部所を採寸され、「この辺はちょっと標準を越えてますね〜」なんて。
わかっちゃ〜いるけど、やっぱり恥ずかしい。これでも2キロ痩せたんです〜なんてことはぜったい言えない。
ここは「もみだし」が売りでベッドに横たわるアザラシ?みたいな物体と申し訳ないくらい汗だくになって格闘してくれる。自分のお肉と戦って下さるその女性に同情と感謝の念が沸き、痛みをぐっとこらえたものの終わってみたらお腹は真っ赤に。
おっ!でも、くびれが! 何年かぶりに姿を現した「くびれ」に大満足の私。
でもでも、やっぱり・・・・。アフターカウンセリングで担当の女性に
「あなたが本当に真剣に痩せたい、きれいになりたいという気持ちがあるのなら、私もとことん付き合います。はじめるなら今ですよ!」
と体育会系のノリで言われた後に出てきたものは、お店の提携ローン会社のクレジット申込書でありました。(涙)
結局勢いに押されて契約書にサインをしてしまい、帰宅翌日クーリングオフすることに。
気まずい思いと後味の悪さにこれを最後にエステ体験ツアーに終止符を打ったのでありました。
つづく
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